2022年もあとわずか!今回は、日本で有名なダンス大会について紹介します。
①日本高校ダンス部選手権|Dance Studiam
②全国ダンスパフォーマンスコンテスト2022 全日本選手権|一般社団法人 ダンス協会
③第10回全国高等学校ダンス部選手権|DANCE CLUB CHAMPIONSHIP
④マイナビ HIGH SCHOOL DANCE COMPETITION 2022 EAST Vol.3
⑤WORLD HIP HOP DANCE CHAMPIONSHIP|HHI
一般社団法人ストリートダンス協会が開催する「日本高校ダンス部選手権」は、高校の部活動を対象に2008年から始まったダンス大会です。「ダンス甲子園」をテレビでも見たことがある人が多いかもしれません。参加条件はダンス部・同好会に限定で、顧問を同行が必須です。春夏秋冬にわけて年に4回されています。予選は都道府県の地区にわかれて入賞したチームが決勝に挑むシステムです。2022年は608校がエントリーしています。ダンス甲子園では、すべてのジャンルに対応しているので、得意とするダンススタイルを披露できます。演技時間は2~2分30秒と決められています。また、参加人数はビッグクラスで13~40人、スモールクラスで2~12名です。審査基準は、以下のように細かくわけられています。
2022年に優勝を果たした高校は、ビッグクラスでは「大阪府立久米田高等学校」、スモールクラスでは「山村国際高等学校」です。ダンス甲子園が始まって以来、初の優勝を果たしたことでも注目されました。
一般社団法人 ダンス協会が開催した「全国ダンスパフォーマンスコンテスト2022 全日本選手権」では、36団体が入賞を果たしています。こちらのダンス大会は、レギュラー編成で3~20人、スモール編成で1~2人のいずれかでチームを組んだ小学生から中高生まで参加可能です。また、幼児から小学3年生までの人を対象に「かわいい部門」が設けられています。全国規模のダンス大会のなかでも幅広い年代の人が参加できるメリットがあります。審査基準は、他のダンス大会よりも厳しい傾向があり、パフォーマンスの時間以外も審査の対象になります。具体的な審査基準は、以下のとおりです。
注意すべきは減点される項目についてです。減点対象は保護者・関係者を含むマナー、テクニックのミス、衣装や小物の落下、演技のレベルに相違がある危険なアクロバティック技)になります。決して高度な技が加点対象になるわけではないので、参加を検討している人は慎重に検討しましょう。
イベックス・マネジメントが主催する「第10回全国高等学校ダンス部選手権」、通称「DDC」は全国の高校生を対象としたダンス大会です。2013年から始まり、2023年で10周年になります。2022年度の優勝校は大阪の帝塚山学院高等学校でした。パフォーマンス時間は2分30秒以内なので、時間内に最高の演技が求められます。参加者の参加費は無料ですが、同行する関係者は入場料が必要です。参加人数は、一般部門のチーム人数は10~40人、ただし部員総数が9人以下の高校は9人以下でのエントリーも可能です。一方で、少人数部門のチーム人数は1人以上9人以内であることが条件です。DDCの審査基準は、以下のように決められています。
『本大会ではダンス技術のみを競い合うのでは無く「漢字二文字」のテーマをいかにダンスで表現するかを競う。「技術力」「表現力」を総合的に審査する。』と規定されています。2022年の優勝校であれば、「春霞」と書いて「はるよこい」、2021年の優勝校の場合は「情熱」と書いて「ルージュ」と表現されています。チームのコンセプトやテーマを出し合い、1つに絞る過程が必要になります。
マイナビが開催する「マイナビ HIGH SCHOOL DANCE COMPETITION 2022」では、東京都立三田高等学校が優勝しました。こちらのダンス大会の参加条件は、高校に在学中の学生でダンス部に所属していることが必須です。注意すべきポイントは、同一校及びダンス部より複数の参加は可能ですが、同一人物が複数のチームに所属して出場することは認められていません。また、決勝大会時に在学中でない卒業している人は決勝大会には出場できないので注意しましょう。出場枠はスモール部門とラージ部門にわけられています。スモール部門では2~8人、ラージ部門では9~40人までに限ります。審査基準は以下のように定められています。
それぞれ10点満点で競い合います。ただし、ステージの転換に時間がかかる紙吹雪のような小道具は、使用不可なので、必要最低限の衣装で挑みましょう。
WORLD HIP HOP DANCE CHAMPIONSHIPは、通称「HHI」と呼ばれており、アメリカに本部を置くヒップホップインターナショナルが主催するダンス大会です。年齢制限を設けていない部門もあるため、比較的参加しやすいダンス大会でしょう。世界最大級のヒップホップダンス大会の1つです。開催場所は、アメリカのアリゾナ州なので、基本的に現地参加になります。東京にも日本支部が設置されているので、HHIについて聞きたいことがあれば、HHI日本支部に問い合わせしましょう。まず、日本から参加する場合は、出場する本人の市民権が日本にあることが第一条件です。留学生や駐在員の場合は、日本に住所があることを証明する書類を提出しなければなりません。また、同一人物が複数の国の代表者としては参加不可です。HHIの審査基準は以下のように定められています。
シンプルですが、パフォーマンスとスキルを総合的に判断されており、具体的な審査内容は明らかにされていません。そもそもアメリカまで行けるかどうかを先に決めなければならないので、世界大会に出場する決断と勇気が試されます。
本記事では、2022年に開催された代表的なダンス大会を紹介しました。それぞれのダンス大会には、独自のルールが定められているので、出場する前によく確認しておくのがおすすめです。これからダンス大会の出場に向けて努力しているダンサーの人は、紹介したダンス大会を参考にしてみてください。