いざダンスを覚えようと身体を動かしても、なかなか思うように動かないといった経験はありませんか?
好きなダンスのはずなのに、覚えが遅くて周りの人との差が気になる人もいるでしょう。
初心者のダンサーの中にはこんなお悩みも。
「途中で振りが飛んでしまう」
「細かい部分があいまい」
「イメージトレーニングしてるけど覚えられない」
もしかしたら、以下のようなダンスを覚えられない人の特徴に当てはまっているかもしれません。
上記に当てはまる人は改善策もあるのでご安心ください。
それぞれ順番に解説していきます。
ダンスにおいて、頭を使ってイメージトレーニングで覚えることも大切ですが、実際に身体を動かすと完璧に振りができないことも。
どうしても頭でイメージするだけでは限界があります。最終的にはステージに立ち、人前でダンスすることになるので、時間を作ってでも覚えないといけないですよね。
ダンス初心者におすすめの習得方法は、シンプルに何度も曲に合わせて身体を動かしながらコツコツ覚えるのが近道。インプットばかりでは満足のいく結果にならない勉強と同様に、自分が覚えたことはアウトプットすることで記憶しやすくなります。
まずは、実際に身体を動かしながら振り付けを真似することから始めてみましょう。
ダンスを覚えられない人の特徴の1つに、練習している振り付けそのものが難しい場合も。今までやったことのない振り付けがあると、習得するまでに時間が必要ですよね。
まずは具体的に、何がどう難しいのか原因を知ることから始めてみましょう。
それでもわからなければ、ダンスが得意な人に教えてもらったり、部分的に簡単な振り付けに変更するなど工夫ができます。
また、動画を見ながら練習する場合は、スロー再生しながらリズムをカウントしたり、言葉にしながら覚えると頭に入りやすいのでおすすめです。
ダンスが覚えられない理由の1つに、単純に練習量が足りないことが考えられます。どうしても他の予定があると、ダンスの練習に時間が割けない人もいるでしょう。
1日のスケジュールの中で空いた時間は必ずあると思うので、10分だけでも時間を作ると練習はできます。
ダンスを覚えられない人は、不安な部分がある場合は練習量が足りないだけでなく、1つひとつ振り付けを理解できていない可能性が高いでしょう。
単に練習量を増やすだけでなく、覚えきれていない不安な部分を解消する必要があります。
もし、ダンス仲間がいるなら、モチベーションを保つためにも、積極的に自分から練習に誘ってみましょう。
いざ簡単そうに見えるダンスを踊ってみると、頭と身体がついていけないですよね。単純にダンスを真似するだけではリズム感がずれていたりすると、途中でどこで間違えたのか混乱してしまうことも。
もしかしたら、ダンスの基礎が不足している可能性があります。
以下のダンスの基本から行うことで、基礎ができるので振り付けの習得が楽になります。
ダンス初心者は上記の4つを知っておくだけでもパフォーマンスに差が出るので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは練習するダンスの曲と振り付けを一通り見ましょう。最初はざっくり覚える程度で大丈夫です。
時間があるときに何度も繰り返し見ることで少しずつ頭に入ります。その中で、特徴的で印象に残るような振り付けを見つけておくといいですね。
なぜなら、印象的な振り付けは1つのポイントとして曲のどの部分で、どのタイミングなのか後から把握しやすくなるからです。
また、動画で覚えるなら振り付けが自分の視点からイメージするか、難しければ反転したダンス動画を選びましょう。
本格的にダンスを覚える前に、曲のリズムに合わせた足のステップから練習するのがおすすめです。ダンスにおいて、ステップはリズム感覚を身体に覚えさせる効果があり、確実に脳にリズムを叩き込みます。
ダンスのジャンルによってステップの種類も違いますが、ビートと呼ばれる拍子はどのダンスにも共通して必要です。ビートが取れないと、上半身の振り付けの習得に苦労することも。
初心者の人は8ビートと16ビートでステップを身体が慣れるまで練習しましょう。
振り付けをわかりやすくするなら、リズムと動作に言葉をつけていくと覚えやすくなります。
たとえば、キックするまでのカウントするときに「いち、にい、さんのキック」というようにすると、頭にリズムが入りやすくありませんか?特に複雑な振り付けがあるなら、1つ1つの動作に言葉があれば理解がスムーズですよね。
もし、自分が誰かにダンスを教える機会があれば、この方法を利用すると教えられる側も混乱せずに済みます。最初は、振り付けのリズム1つ1つに言葉をつけていく練習をしてみましょう。
ダンスするならとにかく覚えることに集中しましょう。完璧に覚えるまで時間は多少かかりますが、あきらめずに毎日練習すると他のスポーツと同じように身体が勝手に覚えてくれます。
最終的にステージでダンスを披露するなら、本番から逆算して練習ができる期間を洗い出し、1日のスケジュールの中で練習に充てる時間を決めなければなりません。
また、複数人でダンスするなら1人1人の予定に合わせてスケジュールを組むことも。どうしても集中ができないなら、誰かの前でダンスするなどで覚えなければならない状況に身を置いてみるといいでしょう。
練習時間とダンスのパフォーマンス力は比例するので、どれだけ練習時間の確保ができるかがカギです。
こちらの動画では、以下の順番で基本的なダンスステップを一通り紹介しています。
すべて8ビートと16ビートのリズムなので、初心者の人でも動画内のダンサーの動きをひたすら真似すれば習得は可能です。もし、身体が追いつかない場合は、動画をスローテンポで再生してみるといいでしょう。
また、ダンスステップを行うときは身体の軸を意識するとキレの良いステップになります。具体的にいうと、自分の頭が糸で吊り下げられている、または頭の上から長い棒が突き刺さっているようなイメージです。
動画内のダンサーの頭に注目してみると頭の位置が一定に保たれていませんか?身体の軸を保つことで、メリハリのついた振り付けができるようになります。ただし、ある程度振り付けを覚えてから身体の軸を意識することがおすすめです。最初から意識しながらだと、覚えるべき振り付けが飛んでしまいます。
無駄な動きが少なくなるので、疲れにくい身体でパフォーマンスが発揮できるようになるメリットも。こちらもぜひ試してみましょう。
ただ単にダンスの練習するだけではパフォーマンスの質が下がることも。限られた時間の中で練習するなら、効率的で質の高い覚え方が必要です。
ダンスの覚え方には以下のような4つのコツがあります。
一通り練習はしているのに、なぜか覚えられない部分があるという人におすすめの方法です。
それぞれ1つずつ紹介していきます。
自分のダンスを録画して見返すことで、振り付けがあいまいな部分を具体的に把握できるのでおすすめです。中には自分のダンスの録画で緊張する人もいるかもしれませんが、人前で踊るつもりで動画撮影するといいでしょう。
最初は恥ずかしいですが、自分のダンス姿を客観的に知ることで明確に振り付けの修正ができます。
見返すときは以下のポイントを意識してみましょう、
見返したときに意外と振りが小さく見えることがあるので、自分が思っている以上に身体を大きく動かすなど改善してみるといいでしょう。録画による「見られている」という意識でダンスすることで、本番のように緊張感を持った練習も可能です。
ダンスの振り付けで、どうしてもつまづいてしまう部分があると、なかなか次に進めずにモヤモヤしますよね。だからといって、つまづく部分ばかり練習すると、その前の振り付けも忘れてしまう可能性も。
練習方法としては、つまづく部分の少し前から練習すると、自分が覚えている部分からつなぎ合わせられるのでおすすめです。
徐々になれてきたら、最初から通しで練習してみましょう。
練習するダンスの振り付けによっては、足のステップが複雑で難しく、なかなか覚えられないことも。ダンスにおいて、ステップは身体にリズムを覚えさせる重要な要素なので、優先的に覚えるように意識しましょう。
ステップがあいまいの状態だと、上半身の振り付けが追いつかなくなり、途中で振りが飛んでしまう可能性もあります。覚え方のポイントとしては、できるなら曲をスローテンポに設定してステップのタイミングを1つ1つ確認していきましょう。
ダンスを覚えるなら、やはり口に出して振り付けをカウントする方法が近道です。ダンス指導者が1つずつ振り付けをカウントしながら教えるのと同様に、自分に教えるつもりでオリジナルのカウントを作ってみましょう。
もし、複数人でダンスするなら、仲間と一緒に振り付けを教え合う方法も早い習得に効果があるのでおすすめです。誰かに教えることで、自分では気づかない部分を見つけられるので、定期的にアウトプットする機会も設けてみるといいでしょう。
今回はダンスの覚え方のコツと基本について紹介しました。頭だけでダンスを覚えようとしても、振り付けそのものが難しければ苦労はつきもの。
ダンスを覚えるために多少の努力が必要ですが、ダンスが好きという気持ちがあれば、練習の積み重ねで自信を持てるようになります。特に初心者の人は誰かの真似をしながら練習すると思いますが、1つ1つ振り付けを確実に確認しながら覚えることがおすすめです。
また、明らかに練習量が足りないなら、1日のどこかで10分は確保できるはずなので、あいまいな部分は先に解消すると後が楽になります。
ここでもう一度覚え方のコツをおさらいすると
ダンスの基礎さえしっかり固まれば、よりレベルの高いダンスにも応用できるので、ジャンルに関わらず習得が可能です。まずは自分が踊ってみたいダンスから始めてみると練習のモチベーションが保たれ、途中で挫折することはほとんどありません。
いずれも初心者から現役のダンサーの人でも活用できる方法なので、もしダンスの習得に悩んだら実践してみましょう。