JYDF2021インタビューvol.2/『Don’t think, just enter!』

Japan Youth Dance Festival 2021 インタビュー企画 第2弾!

絶賛エントリー期間中のJYDF2021。運営スタッフや過去の受賞者、今回の出場者など様々な方にお話を伺い、ダンス、そしてJYDFの魅力を紐解きます。

 

vol.2は、JYDF2021のOrganizer であるNathan ClarkにJYDFへの今年のテーマである、”魂でほえる”想いを語っていただきました!

JYDFへの今年のテーマである、”魂でほえる”想いを語るNathan
JYDFへの今年のテーマである、”魂でほえる”想いを語るNathan Clark

―――前回は初めてのオンライン審査。どのような苦労がありましたか?

 

オンラインで実施すること自体が初の試みで、純粋に機材の使い方が分からなかったり・・・何ができて何ができないのかを探るところからでした。大会としてどこまでのクオリティが保てるか、常に不安を感じていたと思います。

 

あとは、あのような社会状況の中でダンス大会を実施すること自体にも迷いを感じていました。実施したとして、オンライン上で出演者や視聴者の満足度を得られるのか?だったり、出場者のモチベーションを保つことができるのか?だったり・・・普段意識しないことへの心配はすごくあったと思います。

 

  

―――昨年のチャレンジを経て、JYDF2021実施が決定しました。迷いや抵抗はありましたか?

 

前回の経験があったおかげで、どの実施形態になってもやり切れるという強い気持ちはありました。それは大きな成長だったと思います。少しずつ世間もコロナに慣れ始めていますが、まだまだひと月先のことは読めないような状況が続いています。完全に元通りの形で実施ができないのは残念ですが、今年もJYDFを楽しみにしてくれている人がいることを支えに、なんとか”できる形”を考えたいと強く思いました。もちろん、全ての人の安全を第一に優先しながらですが。

 

この先数年間はオンラインを無視できない状況が続くと思っています。オンラインの可能性を広げていかないと、エンターテイメントそのものの存在も危うくなる。柔軟な思考でできる方法を考えていくことが、私たちの役割だと確信しました。

 

 

―――実際にオンラインでの大会を経験してみてどうでしたか?

 

もちろん改善すべき点も多々ありますが、結果的には本当にやって良かったと思っています。画面越しでもしっかりと出場者の”魂”を感じ取ることができて、それには少し驚きました。”中止”という判断もできた中で、なんとか無事終了までやり切れたことは、本当に皆さんのご協力あってのことだったと思います。

  

 

――― JYDFには5つのクライテリア(審査基準)が存在します。『Speciality』『Concept』『Content』『Technique『Expression』この5つの中で特に注目しているものはありますか?

 

もちろん、全て大事です。総合的な点数を考えると、偏りがあると少し苦しいですが・・・個人的には『Speciality』を一番重要視しています。ことJYDFにおいては、”ジャンル不問”が魅力のひとつであり、出場者の個性を思う存分発揮できるような環境を整えています。皆さんには自分だけの”魂”をぶつけてほしいと思いますし、舞台上で自分が最も輝いてることを実感してほしいなと思います。

 

世界観が確立されてるパフォーマンスは、最初の2秒で引き込まれる。その数秒間のために、日々の長い積み重ねがすごく重要なんです。ダンスを通して、お客さんとどこまでコミュニケーションをとれるか?その表現は様々なので、皆さんのSpecialな部分を観ることが一番の楽しみですね。

 

 

―――大会は予選、本選、全国大会と続きます。トーナメント方式での実施はやはり緊張感がありますか?

 

順位のつく大会はシビアな側面もありますが、やっぱりダイレクトにモチベーションに繋がります。ジャンルの壁を超えた良きライバルがいることで、自分のパフォーマンスにも一段と磨きがかかる。相手がいることで、相対的に自分の位置が分かるようになったり、新しい気づきが得られたり・・・そこから自分の目標設定にも繋がります。JYDFは、”競い合い”ではなく”高め合い”なんです。

 

 

―――3年後、そして5年後、JYDFは社会にとってどういう存在であってほしいと思いますか?

 

エンターテイメントの素晴らしいところは、人の人生を変えてしまうほどの影響力があるところ。私自身、ダンスに出会って人生が変わりました。JYDFも、そんな風に誰かの人生を変えるきっかけの場になれば嬉しいなと思います。

 

もちろん私自身も主催者として、また一振付師として、JYDFを通して社会にどんどん発信していきたいと思っています。不安定な状況が続きますが、少しでも若者たちが輝ける場所を提供できたら。”好きなことを目一杯する”ことの素晴らしさを、JYDFに関わる全ての方に感じていただきたいです。

 

将来的に、UK Youth Dance Festivalとか、日本以外の国からJYDFへの出場者とか・・・海外までのこの輪がどんどん広がればいいなと思っています。夢が広がりますね!(笑)

 

 

―――最後に、すでにエントリーをされた方や、エントリーを迷ってる方に向けて、一言お願いします!

 

皆さんのパフォーマンスを本当に楽しみにしています!頑張ってほしいという気持ちよりも、楽しみという気持ちの方が遥かに大きいです。それぞれの『Speciality』を思う存分発揮してください。

  

そしてもし、エントリーを迷っている方がいたら・・・。

 

人生でもし迷うことがあったら、絶対に挑戦したほうがいいと僕は思っています。挑戦することにデメリットはなく、なにか必ず学びを得ることができるはずです。諦めることで自分の成長する機会を制限したらもったいない!ぜひ勇気を出して、一歩踏み出してみてください。Don’t think, just enter!

 

 

>> ジャンル不問。自由曲。エントリー費無料 <<

▼JYDF2021【ソロ部門】 エントリー募集中!

https://entry.danfes.jp/

 

※グループ部門は主催団体であるYouth Theatre Japanからのエントリーのみとなります。

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