私の「踊り」との出会い、スタートはクラシックバレエでした。
その後チアダンスを経て競技(社交)ダンスに。
クラシックバレエもチアダンスも、どちらかというとポジションやステップ、テクニックが決まっていて型のあるダンスだと思っていました。
競技ダンスも、決まったステップを相手のリードに合わせて踊るので、自由に踊ってはいけないものだと思っていました。
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師匠から「あなたのダンスは普通でつまらない」「正確に踊ることは必要だけど、自分にしかない表現ができなければフロアで目に留まることはない」と幾度も言われました。
とにかく正確に踊ること、きれいに完成させることが全てだと思っていた私にとっては衝撃的でした。
競技ダンスを辞めてからYTJと出会うまで、様々なジャンルのダンスに触れ、型や決まりのない表現、そして「即興」を経験しました。
最初はとても苦手で、嫌いでした。
正解のないものを生み出す事は恐怖。
即興で感じて体を動かすなんて、とても出来ないと思っていました。
でも、多くの人に出会い、たくさんの表現の仕方を見て「自由な表現ってこんなにも楽しいのなんだ!」と感じるようになりました。
バレエも、チアダンスも、競技ダンスも正確なポジションはあっても踊る人次第で表現の仕方は多種多様。
それが魅力であり、見ている人の心を動かすことができるポイントなのだと気が付きました。
JYDFに参加するYTJメンバーを見ていて、メンバーそれぞれの個性にワクワクがとまりませんでした。
私は基本の大切さや制限ある事の大切さを教わってきたので、自由に体を振り回すかの様にエネルギッシュに踊るメンバーの姿をみて細かい部分が気になってしまうこともたくさんありました。
しかし、自由に踊り表現できている時こそさらに輝きを増し見ている人の心を動かすことができる。
型にはまらず表現できるメンバーのユニークさにこそ楽しさワクワクを見出せる、とも同時に感じました。
基礎を踏まえた上で、音楽・空気を感じて体で表現する。
「素晴らしい可能性を秘めたメンバーたちのように、表現したい!」とまで思いました。
JYDFでは、どんなドラマが参加者たちの作品から広がっていくのか、楽しみでたまりません!
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米野 2021.3.11