ムーンウォーク練習中の方に伝えたい!意外と知られていない、ムーンウォークにおいて重要なポイントを解説していきます。
このコラムを読めば、あなたのムーンウォークは格段に上手くなりますよ!
ムーンウォークの足の運びと、今回のポイントである体重の移動方法について解説していきます。
両足をそろえた状態からスタートです。
(1)右足をつま先立ちにします。
(2)左足をベタ足のまま、地面をするように後ろへスライドします。
(3)左足をつま先立ちにすると同時に右足をベタ足に戻します。
(4)左足はそのままで右足をベタ足のまま後ろにスライドします。
(5)(1)にもどり繰り返します。
これが基本的なムーンウォークのやり方です。ムーンウォークはその名の通り、月面を歩く宇宙飛行士の動きに似ていることから名付けられました。
歩く動きの技なのですから足の運びを練習するのは当たり前です。しかし、ムーンウォークを習得するためには、欠かせないポイントがひとつあります。
そのポイントについて詳しくみていきましょう。
ズバリ、欠かせないポイントとは体重がどのように移動しているかです。足の動きがスムーズにできるようになった人は、体重移動を意識して練習してみましょう。
簡単に方法を説明します。
・上体を少し前に倒してムーンウォークをする。
・つま先立ちをしている足に体重をかける。
・足を入れ替えるときに体重をかけ替える。
以上です。
たったこれだけ!?と思った方もいるかもしれませんが、案外難しいのです。ですが、この体重移動をマスターするだけでムーンウォークのレベルが一気に上がります。
それほど、体重移動はムーンウォークにとって大切なものだということです。
先ほど紹介した3つの方法を実践してムーンウォークに生かすには、それなりの練習と慣れが必要です。そして、練習するにあたってのコツがいくつかあります。
そもそも体重とは、足から地面にかかる力をいいます。体重計に乗って測定した数値が体重と言われる表現そのものです。その体重の移動ということになるので、足から地面にかかる力が移動することを意味します。
皆さんは日常生活の中で、歩いているときに体重がどのように移動しているかを考えたことがありますか?まずは体重がどのように移動しているのか、どうすれば体重を意識的に移動できるのかを理解することが大切です。
体重を意識的に移動させるには足裏の感覚を鋭くさせることが必要になってきます。
かかとだけが地面についている状態を0%、かかとからつま先まで地面についている状態を100%体重がかかっているとします。0%から10%ずつ体重がかかっていくイメージをしながら足を踏み下ろし、ベタ足になったときには100%体重が乗っかるように割合を考えて足ふみの練習をしてみてください。
どのように体重が移動しているのかが理解できるはずです。
どのように移動しているのかがわかったら、次は滑らかに移動することを意識してみましょう。ムーンウォークでスライドする足を入れ替える時に滑らかさが必要になってきます。
足を入れ替える=体重が大きく移動する瞬間だからこそ切れ目なく体重が移動することで、ムーンウォークならではの不思議さが演出されます。
体重移動以外にもムーンウォークをかっこよく見せるコツはたくさんあります。
「後ろにスライドさせる足はベタ足のままで」と説明しました。意識していないと案外難しく、かっこよく見せるための重要なコツになってきます。鏡で自分の姿を見ながら確認してみましょう。
歩幅が狭いと、なんだかかっこがつきません。歩幅を広げることによってムーンウォークの特徴が生きてきます。ベタ足のスライドがより不思議で、より見えやすくなり、マイケルジャクソンのムーンウォークに近づけるのです。
もちろん、音楽のない無音の状態でもムーンウォークは出来ます。しかし音楽に合わせて体にリズムを刻み、音にはめてムーンウォークをすることで一気にパフォーマンス感が出ます。
あなたのお気に入りの一曲で練習してみましょう。
いかがでしょうか。ムーンウォークと体重移動の深い関係性を理解して実践できれば、プロにも負けないムーンウォークができるはずです。
体重移動を理解することによって、他ジャンルのダンスでもその効果が出てきたり、普段の歩く意識が変わったり、プラスの要素がたくさんあります!
ぜひ実践してみてくださいね。